カテゴリ:キャンパス・ライフ( 16 )   

6ヶ国語を話す学生   

一週間に2回、大学で日本語のクラスを受け持っている。
ほとんどが日本語クラスを修了した学生で、日本語を維持するために設けられている特別なクラスである。

だから、文法や漢字の学習ではなく、ディスカッションを主体にしている。
全員が日本に短期留学した経験があり、まあ、皆さん、驚くほど日本語が上手。
日本で会うアメリカ人は、日本語をあまり話せない人が多かったが、ここに来て、アメリカ人は日本語が下手だというのは、まったくの偏見であることがわかった。

そして、語学にたけている人というのは、数ヶ国語をなんなく話すのである。
ある学生は、ドイツ語、フランス語、英語、日本語、イタリア語を話し、今中国語を勉強している。
もう一人の学生も、日本語のほかに3年生になってからイタリア語を勉強し始め、来年はイタリアに短期留学するのだという。

2ヶ国語を習得すると、3ヶ国語、4ヶ国語を勉強するのは、それほど大変なことではないらしい。
もともとラテン語から発生している言語は、難しい言葉になればなるほど、似通った単語になるから、推測で結構いけるという。

何語が一番難しいかという話になって、意見がばらばらに分かれたのだが、全員が 「日本語はそれほど難しくない」 と言ったのには驚いた。母音が五つしかないので、発音も簡単だという。
たいていの日本人は、外人にとって日本語は難しいと思い込んでいるのではないだろうか。

英語で四苦八苦している私には、本当にうらやましい人たちである。
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by 22raspberry | 2006-06-05 14:10 | キャンパス・ライフ

セクシーな夜   

キャンパスで、ミュージカル「キャバレー」を見てきた。
学生のミュージカルなのだが、これが思っていたよりずっとよくて、学生といえど、かなり質の高いものだった。
「キャバレー」は、ずいぶん前にライザ・ミネリー主演の映画を見たことがあるが、ミュージカルは初めて。
何がよかったかって、キャバレーで働く女達を演じる学生のまあ、セクシーなこと!
今の私の生活の回りではほとんど見かけないもので、ああ、こんな世界もあったのだよなぁ、と別世界を垣間見た気分。(実はドイツが舞台で、ナチの話も絡めてある政治的なストーリーでもあるんだけど、そのインパクトは薄かった)。

黒い網タイツをガードルで留めたお姉さんたちが、足をあらわに上げ、セクシーな仕草で男に迫る。
男達もそれを受け、腰に手を回し、女達を抱きかかえる。
ダンスと歌と音楽が絶妙にマッチして、舞台を盛り上げる。

前から2番目の席だったこともあって、迫力満点。
エンターテイメントってこういうことだったのよね。日常からの脱出。ファンタジーの世界にどっぷり浸かること。

女性の私から見ても、心をくすぐる魅力たっぷりなセクシーな女たち。
女性って美しいんだわぁ。
私、すっかり忘れていました・・・。
ちょっと心を入れ替えて、セクシーとはいわないけど、もう少し女性らしい仕草を心がけよう、なんて思ったりした夜でした。
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by 22raspberry | 2006-04-22 05:56 | キャンパス・ライフ

キャンパスでも桜が満開   

昨日は久し振りに晴れた!
ここのところ毎日のように雨が降り、3月の降水量としては、1906年、なんと100年ぶりに記録を更新したのだそうだ。
気持ちよく晴れ上がったので、カメラを持ってソフィー(犬)とキャンパスの中を散歩に出かけた。
スタンフォードでもあちらこちらで桜が満開。
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by 22raspberry | 2006-04-08 14:03 | キャンパス・ライフ

ホーリー祭   

今日はキャンパスでインドのホーリー祭。
春の到来を祝うお祭りだ。
色と音楽ですごい盛り上がり。
「ハッピー・ホーリー」って言いながら色の粉をかけあう。
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実は私は、インドでホーリー祭に出くわしたことがある。
いきなり、色水の入った水風船を投げつけられ、一体何事が起きたのかと思ったら、これがホーリー祭だそうで、町に入ると、屋根の上や2階の窓から通行人めがけて投げる人がいっぱい!
路上でも誰彼かまわず投げつける。
風船は割れて、色水で服が汚れ、そのうちびしょびしょになり、道も色がつき、なんだかめちゃくちゃであった。
今日もすごかった・・・・。
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by 22raspberry | 2006-03-26 14:41 | キャンパス・ライフ

橋本元首相   

橋本元首相の講演会に行ってきた。
政治家の話をわざわざ聞きに行くほど、政治に深い関心があるわけではないのだが、かつて大蔵大臣を務め、日本の首相とまでなった人物が、歩いていける場所で無料で講演すると聞いて、ちょっとのぞいてみようと思った次第。

うーん、行ってよかった。
もう政治的なパワーはないと聞いていたのだが、威風堂々とした態度は、威光を放っていた。
そして、ある時期、日本の最高指導者として、政治を動かし、外交政策にも奔走した人の話は、想像していた以上に重みがあった。
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会場からの質問では、中国での日本の歴史教科書問題や、去年の日本製品ボイコット事件など、日中関係、北朝鮮関係に及ぶものもあり、少し緊張感があった。日本人学生から日本の軍事費拡大の話に及んだときには、事実関係を追及し、眼光の鋭さで威圧する場面もあった。

「日本の若い人にもっと日本の近代史を教えるべきだ」と、シンガポールの元首相から指摘されたというエピソードも披露し、せめて、日本がシンガポールを占領していた時代があったことを、観光客として訪れる若い人たちは知るべきである、と語り、それには私も同感である。

帰り際、一緒に行った元高校教師の友達が、「今は高校で日本史を勉強しないし、受験科目に入っていなければ、中学で習った日本史で終わってしまうから、若い人が近代史を知らないというのは、日本の教育システムのせいでもあるのよね」と言う。

私の場合もそうだったけど、近代史というのは、学年末にかかるので、さあーっと読んで終わり、みたいなところがある。でも、この国際社会で日本とアジア、日米の近代史こそ、知っておかなければならない分野であろう。南京大虐殺は一行だけ。慰安婦も、そして第二次大戦中のアメリカにおける日系人収容所のことも、高校では習わなかった。
本を読み、「ええっ、そんなことがあったのか!」と驚いた。本を読まなければ、わからないままである。

日本にいるときはそれほど感じないけれど、アメリカにいると、日本はアジアの一国であり、自分は日本人だけど、アジア人でもあることを、いやでも認識させられる。
史実として、日本が過去にアジアで何をしたのか知らないと、例えば台湾人の友達のお父さんがアメリカに遊びに来て、すごく日本語がじょうずなのを 「日本語おじょうずですね、どこで勉強されたんですか?」 なんて聞いて無知をさらけ出し、ひんしゅくをかうのである。

史実はしっかりと伝え、歴史の解釈は、その国や立場によっていろいろあるんだということを教えればいいのではないかというのが、私の個人的な意見である。

今は、日中首脳同士の交流が途絶えていることを憂い、北朝鮮を脅威に感じ、日本全体が右寄りになっていることを心配している元首相であった。
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by 22raspberry | 2006-01-27 09:29 | キャンパス・ライフ

太鼓   

毎週1回、寮でセミナーが開かれている。
昨日は太鼓のセミナー。
学生が20人くらい集まり、にわかじこみで太鼓の練習。
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古タイヤを太鼓に見立てて、ばちでたたく。
結構さまになっているじゃない。
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先生が、日本では最後にこう言うんだよと、教えたのが、 「お疲れ様でしたー」 といって、おじぎをすること。
みんなが輪になって、一斉に大きな声で、「お疲れ様でしたー」といって、ぺこんと頭をさげる。
見ていて、なんだかうれしかった。
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by 22raspberry | 2006-01-25 21:36 | キャンパス・ライフ

新学期   

明日から大学が始まるので、学生たちがスーツケースを持ってシャトルバスから降りてくる光景をあちこちで見かけた。
今日は雲ひとつないよい天気。お天気がよくて、よかったね。

うちの裏にある湖は、冬季限定の湖。春になると、乾燥して干上がってしまう。少しでも水があると、どこからか水鳥がやってきて、まるで別世界。

今日、ソフィーと散歩していたら、ミモザの花も咲き始めてて、冬なのに「ああ、春が来た」って気分。
雨で草木が新緑になり、花が咲き、まるで春のような景色になる。
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by 22raspberry | 2006-01-09 21:44 | キャンパス・ライフ

おじぎ   

今週の月曜日からここの寮でフェスティバルが行われている。
(その準備でとっても忙しくて、ブログが書けませんでした)。
月曜日から木曜日まで、毎晩アジアにちなんだイベントが繰り広げられている。
月曜日はジャパン・ナイト。お茶会と沖縄音楽のコンサートがあり、私も手伝った。
お茶会には、地元の裏千家の方たちと、スタンフォード日本人会の方たちが協力してくれ、
30人ものお客様が来てくれて、盛況だった。
着物姿の9人の女性たちが、一堂に会するとなかなか圧巻である。
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着物を着た人のたちふるまいは美しい。
特におじぎをする姿が美しい。
先日、日本語テレビで紀宮様の結婚披露宴の様子を放送していて、紀宮様がお客様におじぎをするシーンが何度か映された。
これがまた美しいのである。きれいなおじぎをする方だなぁと、見惚れてしまった。

アメリカではおじぎの習慣がないので、おじぎはちょっと違和感がある。私など、日本人と電話しているとき、受話器を持ちながらおじぎをしているらしく、夫に笑われたりする。

アメリカ式の握手やハグもいいけれど、相手に対してゆっくりと頭を下げるおじぎは、相手を尊敬する気持ちが現れいて、見て美しいものであると再認識した。
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by 22raspberry | 2005-11-16 20:15 | キャンパス・ライフ

映画祭   

10月19日(水)から10月23日(日)まで、スタンフォード大学キャンパス内で
United Nations Association Film Festival が行われている。
人権問題など、いろいろな問題をテーマに、32本のドキュメンタリー映画を上映中。

詳細は以下へ。
http://www.unaff.org/2005/schedule.html

私は昨日行ってきたが、いろいろ考えさせられた。
ご近所の方、ぜひどうぞ。
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by 22raspberry | 2005-10-20 16:34 | キャンパス・ライフ

人を見る眼   

人を見る確かな眼を持つのは、なかなか難しいものである。
この間やめた、うちの寮のキッチンマネージャーAも、面接したときは、この子なら絶対大丈夫だと思った。ところがふたを開けてみると、自己中心的で協調性がないばかりか、仕事もきちんとできなかった。
ここの寮には寮長を含めて、学生スタッフが8人いる。毎年4月に現役スタッフと一緒に面接し、最終的に誰をとるかは、夫と私が決める。

面接の時に、感じのいい子というのは、自分がいかにこの仕事に情熱を持ち、仕事をこなす能力を持っているかということを、自信を持って言う子である。
ところが、仕事が始まって1ヶ月たった今感じるのは、面接のとき自信たっぷりだった学生が、意外と仕事ができず、面接でちょっと自信なげに見えた子が、結構きちんと仕事をするということなのだ。

うーむ、私に見る眼がなかったか、、、、。
結局、「自己主張ができ、自己表現がうまい」、ということと、「仕事をきちんとこなす能力がある」というのは別物である、というのが、今の私の感想。

誠実な子は、できないかもしれないことを「できます」とはいえないから、ちょっと自信がない態度になってしまう。
それに対して、口のうまい子、というか自己表現のうまい子は、できないかもしれないことでも、「私ならやってみせます」と自信ありげに言う。これに、惑わされてしまう。

先日、就職活動をしている学生から、日本語で面接の練習相手をしてくれないかと頼まれた。東京にあるコンサルタント会社に就職を希望している。
私が会社の面接官。彼は半年日本で勉強した経験があるので、日本語がうまい。かなり難しい専門用語も使い、こちらの質問に答えるのは完璧に近いのだが、話し方と態度に自信がない。

彼はスタッフのひとりなので、仕事がよくできることを私は知っているが、初めての面接では、この自信のない態度がマイナスになるのではないかと、心配になる。彼は台湾系のアメリカ人。よく気がきくし、成績も優秀で、性格もよく、協調性もある。私が社長なら取りたい人材である。

「もっと大きな声で」、とか「もっと堂々とした態度で」とか、アドバイス。
今週末、ボストンまで面接に行くという。
うまくいくよう祈ってるよ。
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by 22raspberry | 2005-10-18 21:07 | キャンパス・ライフ