夫   

週末は仲良し家族と一緒に、シンガポール・レストラン(マウンテンビューのSpice Island)へ食事に行った。
こちらは日本に行ってきた話、向こうは中国に行ってきた話や、四川で英語を教えるボランティアをしてきた長男の話などで盛り上がる。

帰って来てから、夫が 「頭が痛い」 と言い出す。
彼はワインを飲むとたまに頭痛がするときがある。
「指圧してあげようか」と言って、床に座ってもらい、背中から肩、首から頭にかけて、指圧とマッサージを混ぜたようなものをゆっくりやってみる。 
ラベンダーのマッサージオイルを使ってみたら、いい香りが立ち、気持ちよさそうにだまってされるままになっている。
もうだいたいひととおり終ったのに、まだ足りない様子だったので、「顔もしてあげようか?」と言うと、嬉しそうに頷いたので、今度は寝てもらい、顔をマッサージ。
目の周りとこめかみを中心にツボを押さえ、あとはやさしく顔をなでるようにマッサージしてあげると、まもなくスーッと寝息を立てて寝てしまった。


いつもこんなに夫に優しくしているわけではない。
考えてみると、指圧やマッサージをしてあげるなんて実に久し振り。
この一年は引越し、思春期の子供の問題行動、家探し、家の購入、更年期障害、二度目の引越しと、結婚して以来の大変な年で、大変なあまり夫を思いやることをすっかり忘れていた。
本当は二人の絆をもっと強くして荒波を乗り越えていかなくてはいけないのに、波に飲まれそうになっている小さな木の葉の船で、お互いに批判しあっていたようなところがある。

今回日本に帰って、最愛の妻を亡くしたばかりの知人に会って、ハッとした。
奥様はまだ60代なのに、ガンで5月に亡くなってしまった。私が小学校1年生だった時の絵の先生。とっても素敵なご夫婦だった。何が素敵かって、二人がお互いを思いやって生活している様子が、いつも伝わってくるから。言葉や態度の端々にそれが表れていて、お互いが出会ったことを常に感謝している気持ちがこちらにも届く。
お宅にお邪魔したあとは、いつも温かい気持ちで岐路に着いたものである。あんな夫婦に私もなりたいと思っていた。

ところがである。この一年の私ときたら、悪い状況を嘆き、文句ばかり言っていたような気がする。
ああ、いけない、いけない。夫との出会いに感謝し、もっと優しくしてあげよう。こんな私と一緒にいてくれる、私にはかけがえのない人なんだから。

思っているばかりじゃダメ。行動に移さないとね。
それで、指圧とマッサージとなったわけです。
いつまで続くかな? なんて言わないでね。
がんばってみますので。
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by 22raspberry | 2007-09-02 19:42 | 家族

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