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蛍雪時代   

うちに旺文社の 「蛍雪時代」 が送られてきた。
「へえ、なつかしい。でも、どうしてこんなものが?」
そしたらなんと、 「毎日ウイークリー」 という英語の新聞に連載していた夫のエッセーが、英語長文読解の問題として、去年の大学入試に出され、それを蛍雪時代編集部が、「英文読解をこなすための直前演習問題20☆ 20の重要トピックス」 として取り上げたのだ。
それが、アメリカまで送られてきた、というわけ。

エッセーでは、 「生徒が質問すると、どうしてアメリカの先生はいつも ”そりゃあいい質問だね” って言うんだろう」 と、うちのタローが夫に聞くことから、アメリカと日本の教育の違いを親子で話し合う内容になっている。

また、知り合いの日本人女子学生が、「自分は、日本ではもの静かで素直なよい生徒だと言われていたのに、アメリカで指導教官から、もっと授業では積極的に発言しないとだめだ、と言われてショックを受けた」 という話なども盛り込んである。日本とアメリカでは、よい生徒のイメージが違うのである。

そして、最後にタローは 「アメリカの先生たちは、生徒が質問したり、意見交換したりすることは、問題への新しい見方、創造的な洞察力や解決策を生徒が身につけていくのに大切だと考えているんだ」 と理解していくようになる。
(カギカッコ部分にアンダーラインが引いてあり、「下線部を和訳しなさい」 となっている。 オリジナルは、英語。 しかし、タローの発言にしては、かっこよすぎないか!)。

うちのリビングルームでの家族の会話が、横浜国大、鹿児島大、京都学園大の入試に使われたとは、なんとも・・・・・(^^;)

しかし、受験生たちが、この問題で頭をひねり、少しでも日米の教育の違いにふれたと思うと、ちょっとうれしい。

by 22raspberry | 2006-01-18 16:40 | 教育

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