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サザンオールスターズ   

友人がサザンオールスターズのCDをコピーしてくれた。
なかなかこれがいいんだなあ。
彼は神戸に20年近く住んでいるアメリカ人で、いい音楽ならジャンルを問わず好き。
この間は「アフリカのマリでいっぱいいい音楽聴いてきたよー」と言って、聴かせてくれた。
アメリカのジャズのルーツって感じ。聴きに行ったクラブに日本人男性がトランペットで演奏していたなんて話も聞かせてくれた。

私の大好きなCD、グレングルドーのバッハのCDも、Buena Vista Social Club のCDも彼が最初に聴かせてくれたものである。

サザンオールスターズは、以前メキシコシティーに住んでいた時に、ソニーのウォークマンで街を歩きながらよく聞いた。
CDの名前は忘れてしまったけど、サザンオールスターズの曲はメキシコシティーに実によく合っていた。
都会の喧騒、だけどそれがニューヨークのようなしゃれてはいない、どこか田舎臭さというか、人情味が残る都会によくマッチしていたのである。
こんなにこの街にマッチしているのが不思議なくらい。
サザンオールスターズは、このパロアルトには、合わない感じ。ちょっとこの街は自然が多すぎるのかな?
都会の喧騒さとそこに住んでいる人間の悲しさ、喜怒哀楽というものが感じられないからだろうか。ここは、ちょっと健康的過ぎるような気がする。

# by 22raspberry | 2007-09-03 15:35

  

週末は仲良し家族と一緒に、シンガポール・レストラン(マウンテンビューのSpice Island)へ食事に行った。
こちらは日本に行ってきた話、向こうは中国に行ってきた話や、四川で英語を教えるボランティアをしてきた長男の話などで盛り上がる。

帰って来てから、夫が 「頭が痛い」 と言い出す。
彼はワインを飲むとたまに頭痛がするときがある。
「指圧してあげようか」と言って、床に座ってもらい、背中から肩、首から頭にかけて、指圧とマッサージを混ぜたようなものをゆっくりやってみる。 
ラベンダーのマッサージオイルを使ってみたら、いい香りが立ち、気持ちよさそうにだまってされるままになっている。
もうだいたいひととおり終ったのに、まだ足りない様子だったので、「顔もしてあげようか?」と言うと、嬉しそうに頷いたので、今度は寝てもらい、顔をマッサージ。
目の周りとこめかみを中心にツボを押さえ、あとはやさしく顔をなでるようにマッサージしてあげると、まもなくスーッと寝息を立てて寝てしまった。


いつもこんなに夫に優しくしているわけではない。
考えてみると、指圧やマッサージをしてあげるなんて実に久し振り。
この一年は引越し、思春期の子供の問題行動、家探し、家の購入、更年期障害、二度目の引越しと、結婚して以来の大変な年で、大変なあまり夫を思いやることをすっかり忘れていた。
本当は二人の絆をもっと強くして荒波を乗り越えていかなくてはいけないのに、波に飲まれそうになっている小さな木の葉の船で、お互いに批判しあっていたようなところがある。

今回日本に帰って、最愛の妻を亡くしたばかりの知人に会って、ハッとした。
奥様はまだ60代なのに、ガンで5月に亡くなってしまった。私が小学校1年生だった時の絵の先生。とっても素敵なご夫婦だった。何が素敵かって、二人がお互いを思いやって生活している様子が、いつも伝わってくるから。言葉や態度の端々にそれが表れていて、お互いが出会ったことを常に感謝している気持ちがこちらにも届く。
お宅にお邪魔したあとは、いつも温かい気持ちで岐路に着いたものである。あんな夫婦に私もなりたいと思っていた。

ところがである。この一年の私ときたら、悪い状況を嘆き、文句ばかり言っていたような気がする。
ああ、いけない、いけない。夫との出会いに感謝し、もっと優しくしてあげよう。こんな私と一緒にいてくれる、私にはかけがえのない人なんだから。

思っているばかりじゃダメ。行動に移さないとね。
それで、指圧とマッサージとなったわけです。
いつまで続くかな? なんて言わないでね。
がんばってみますので。

# by 22raspberry | 2007-09-02 19:42 | 家族

今日から新学期!   

長い長~い夏休みが終わって、やっと今日から学校が始まった。
ここは8月の末から学年度が始まる。ジローは中学2年生なった。

隣の子が今年から同じ中学に入るので、朝一緒に行ってくれるよう頼まれていた。
K君は早々と外でジローを待っている。今日から二人で一緒に自転車で行く。

日本だと、中学生になると制服を着たりしてちょっと大人になった感じがするけど、ここは私服にバックパックだから、見た目は小学生の時とたいした変わらない。K君は小柄で童顔だし。
それでも、ちょっと緊張した面持ちでジローを待っている姿は可愛いかった。

夕方聞いたところによると、K君は10時ごろ、学校から帰されて一人で歩いて家に戻ってきたという。
学区外から来る子供が提出しなければいけない書類が出ていなかったということで、校長先生から帰るように言われたというのである。そんな子が数人いたという。
「そんな、初日に冷たいこと・・・・」。しかもここはちゃんとした学区内である。
校長先生の明らかなミス。期待に胸膨らませていったK君、かわいそうに、よっぽど心細い思いをしたことだろう。

たまたま彼のパパが家にいたからいいけれど、いなかったらどうしたんだろう。パパは事情を聞いて、すぐに教育委員会に書類を提出しに行ったところ、「学区内だから、書類は必要ありません」と言われ、K君をまた中学校に送り届けたというが、相当怒っていたらしい。
そりゃあ、怒って当然。

ここパロアルト市は、公立学校が優れているというということで、他の地域から越境入学をする人がいるため、住所確認がとても厳しくなっている。住所の入った税金の支払い証明書、光熱費の領収書、銀行からの正式な住所証明が必要なのである。
きっと校長もピリピリしていたに違いない。だけどねえ・・・。
初日からとんだとばっちりを受けたK 君、明日は笑顔で行けるかな?

# by 22raspberry | 2007-08-29 17:35 | 子供

ブログまた再開します   

みなさま、お久し振りです。
去年の6月から急にブログを書かなくなって、早くも1年が経ってしまいました。
遊びに来てくださった方、ごめんなさい。

「チベットに修業に行った」なんて噂も流されたりしたみたいですけど、そんなことは全然なくて、ずっとアメリカにいました。
2回の引越しと家の購入、思春期の子供の問題行動、大好きな先生のガン闘病、私の就職など、厄年(いや、もうとっくに終わってますけど・・・)かと思うほど、色々なことが次から次へと起きて、ブログを書くどころではなくなっていました。

でも、やっと暗雲が通り過ぎた感じ。
やっと、またブログを書き始めようという気になれました。
よろしかったら、時々遊びに来てくださいね。

# by 22raspberry | 2007-08-26 14:51 | くらし

ああ、勘違い   

夕方、知り合いから電話があって、ちょっとしたことを頼まれた。
私は、内容を聞いて、親しい人なので気軽に引き受けた。
ところが、最後の方になって、どうも話のつじつまが合わない。
もしかしたら、私が思っているAさんとは別のAさん??

携帯にかかってきたので、声が聞き取りずらく、最初に 「Aです」 とおっしゃった声がそっくりだったので、完全に勘違いしてしまった。
それに、ふだん私はこの方を苗字で呼んでいて、ファーストネームは知らないのである。
電話をしてきたのだって、もしかしたら初めてかもしれない。

ああ、予感的中。まったくの別人であった。
しかし、引き受けてしまって、ひとしきり話をした後で、「別のAさんだと勘違いしていました」とは、とても言いずらくて、言わないまま電話を切ってしまった。
なんとなく後味が悪い。

どうして正直に勘違いしていたと、言わなかったのだろう。
言ってもよかったんじゃないのか。
別人だとわかったら、引き受けなかったのだろうか。

あれこれ考えてしまう自分をもてあましている。

# by 22raspberry | 2006-06-08 13:45 | くらし