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6ヶ国語を話す学生   

一週間に2回、大学で日本語のクラスを受け持っている。
ほとんどが日本語クラスを修了した学生で、日本語を維持するために設けられている特別なクラスである。

だから、文法や漢字の学習ではなく、ディスカッションを主体にしている。
全員が日本に短期留学した経験があり、まあ、皆さん、驚くほど日本語が上手。
日本で会うアメリカ人は、日本語をあまり話せない人が多かったが、ここに来て、アメリカ人は日本語が下手だというのは、まったくの偏見であることがわかった。

そして、語学にたけている人というのは、数ヶ国語をなんなく話すのである。
ある学生は、ドイツ語、フランス語、英語、日本語、イタリア語を話し、今中国語を勉強している。
もう一人の学生も、日本語のほかに3年生になってからイタリア語を勉強し始め、来年はイタリアに短期留学するのだという。

2ヶ国語を習得すると、3ヶ国語、4ヶ国語を勉強するのは、それほど大変なことではないらしい。
もともとラテン語から発生している言語は、難しい言葉になればなるほど、似通った単語になるから、推測で結構いけるという。

何語が一番難しいかという話になって、意見がばらばらに分かれたのだが、全員が 「日本語はそれほど難しくない」 と言ったのには驚いた。母音が五つしかないので、発音も簡単だという。
たいていの日本人は、外人にとって日本語は難しいと思い込んでいるのではないだろうか。

英語で四苦八苦している私には、本当にうらやましい人たちである。

by 22raspberry | 2006-06-05 14:10 | キャンパス・ライフ

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