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アーティチョークの季節   

八百屋に行ったら、アーティチョークがいっぱい並んでいた。
日本ではまだあまり見かけないが、ここから1時間ほど南に下ったワトソンビルというあたりが、カリフォルニアでは産地である。
この間、モントレーに行った時、わき道を入ってみたら、そこは海まで続くのかと思うほど延々と広がるアーティチョーク畑。高さ2メートルほどの茎に、たくさんつぼみをつけて、それは圧巻であった。
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つぼみをゆでで、一枚ずつガクをはぎ、その根元を歯でそぎ落とすようにして食べる。夫はレモンバターにディップして食べるのが好きである。アーティチョークは食べ方に特徴がある。手で上と下の歯にはさんで肉をそぎ落とすので、ちょっと他の野菜とは違って、ワイルドである。
そして、ガクがなくなったら、アーティチョーク・ハートにたどり着く。これが、アーティチョーク好きにはたまらない。
百合の根に似た感じの上品な味。ここにたどり着くために歯でシゴシゴしながら、食べてきたかいがあったというもの。

モントレーのレストランで、前菜メニューにアーティチョークのフライがあったのて、頼んでみた。
アーティチョーク・ハートにパン粉をまぶして、油であげてある。でも、アーティチョークそのものは強い味ではないので、せっかくの繊細な味が消えてしまい、いまいちであった。
日本のシェフなら、もっと味を生かした調理法を考え出すような気がするんだけどね。

by 22raspberry | 2006-05-24 11:10 | Food

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